オーバーブッキング と リスクリバーサル

2012/01/17 中西 全二

オーバーブッキングとは、「航空機の座席やホテルの客室について、定員以上の予約を受け付けること」を意味している。取り消し客を見越して行われる。

最近は、外資系だけでなく日本の企業も行っているのが、現状である。
私はこの手法に対して否定的である。
なぜならば、リスクを企業が引き受けずに、顧客に転嫁しているからである。
オーバーブッキングにより、定員以上の予約実施が発生したら、どうなるかというと、定員超の部分の顧客を強制的にキャンセルさせることになる。
良心的な企業は、それなりの見返り(謝礼)を払って・・・ 悪質な企業は、見返りすら払わずに、強制的にキャンセルさせる。(そのチケットが元々キャンセル不可だったとしても)これはリスクを顧客に強いている手法である。
それに対して、「リスクリバーサル」と呼ばれる手法も存在する。リスクリバーサルとは、買い手にあったリスク全てを売り手が引き受ける手法である。例えば、「使用してみて気に入らなければ、全額返金します」というものである。
私はこの手法に自分の商品に対する自信とプライドを感じる。
あなたは、「オーバーブッキング」派ですか?
それとも「リスクリバーサル」派ですか?

そういえば、幼い頃、祖父に言われていたことばを思い出した。
「自分がしてほしいことを他人にしなさい」
「自分が嫌なことは、他人にしてはいけない」 と