いかに捨てるか

2004/03/22 中西 全二

仕事柄、出張等が多い。
久しぶりに帰宅すると、読んでいない新聞が山になっている。
したがって、帰宅して数日は、新聞チェックに時間をとられる。
見たいTV番組があるとビデオ録画しておく。こちらも山になっているが、ほとんど見ないで、結局は消してしまう。私の行動パターンである。
現在は、情報はいくらでも手に入る時代である。しかし私たちの時間は限られており、あらゆる情報を処理する時間をもっているわけではない。そこで、いかに情報を選別するかが、重要になっている。
最近読んだ書物によれば、「最も賢い情報管理は、誰に聞けば良いかを知っていることである」ということだ。
また、私たちはいろいろなやりたいことを持っている。しかし人生は有限である。したがって、いかに捨てるかが重要ではないだろうか。
これは夢をあきらめるということではなく、最も大切なものに集中するということにつながる。
あるものを捨てることにより、より重要なものがはっきりしてくる。
”MUST HAVE ” と ”NICE TO HAVE ”の発想である。
もっとも、このケースでは、「誰に聞けば良いかを知っている」という手法は通用しないが・・・。