プレゼンテーションのコツ その8

2009/07/28 村松 かすみ

第8回目は、ワンポイントとして『ノンバーバル・コミュニケーション』についてご紹介します。
私達が日ごろ、人とのかかわりの中で見過ごしがちなのが「ノンバーバル・コミュニケーション」(言葉以外のコミュニケーション)です。
私達は、人とコミュニケーションをとる時に、
・ことば(話の内容)
・話し方(声の高低、大小、速度の速い、遅い)
・ボディランゲージ(表情、姿勢、身振り、手振り・・・)の3つの分野を使ってコミュニケーションを行うと言われています。

米国U.C.L.A大学教授のアルバート・メラビアン博士は、この3つの分野の全体を100%とした時、コミュニケーションのインパクトとして、それぞれが占める割合を調査しました。その結果、
・ことば7%
・話し方38%
・ボディランゲージ55%
となりました。通常私達は、ノンバーバル・コミュニケーションに関しては無意識(自然体)で行っています。
例えば、会社では上司、プライベートでは友人に「何を伝えるか」という内容に関しては、相手に合わせて話す内容を用意します。でも、相手に対して、「どんな言葉で」「どんな表情をして」「どんなジェスチャーを使って」・・・といったノンバーバル・コミュニケーションの部分に関しては無意識ではないでしょうか?
通常のコミュニケーションの場合は、無意識で構いませんが、ビジネス・プレゼンテーションの場面で、効果的にノンバーバル・コミュニケーションもコントロールできるといいですね。
そのための「プレゼンテーションのコツ」を今後もご紹介していきます。