アマチュアファーマーとしての 20 年の経験から学んだ野菜作りの黄金律を紹介する。
単なる野菜作りのマニュアルは巷に溢れているので、PM流に紹介することで差別化を図りたい。野菜作りの勘所は幾つもあるが、ここで黄金律として紹介するのは、次の 5 つである。
1. 段取り八分
2. ゴールを見据える
3. 作業の依存関係を考える
4. 所要時間には手待ち時間も重要な要素
5. 野菜作りは納期最優先一つづつ解説したい。
1. 段取り八分
PMでは計画プロセスを相当に重視することが成功の秘訣であるが、野菜作りでもその勘所は重要である。野菜作りにおける段取りとは「土づくり」である。土壌を良く耕す、耕した土壌を陽にさらす、酸性土壌を消石灰などでアルカリ性に中和する、堆肥を施す。このような野菜の土壌作りが良い結果(出来の良い野菜)に必要不可欠かつ重要な要素である。野菜作りの初心者は。兎に角早く野菜を作りたいとの思いが強く、土壌作りを疎かにして苗を植える、種を播くなどの作業を始めるが、それは失敗への近道でしかない。
2. ゴールを見据える
野菜作りの初心者は、出来るだけ多く収穫したいとの思いが強くある。その為、種まきでも苗の植え付けでも狭い範囲に多くの種蒔き、苗を植え付ける。しかし、その結果、野菜は出来上がった時に込み合い過ぎて良く育たない、風通しが悪く虫がつきやすいなどの問題を生じる。野菜が大きくなった時(出来上がった時)どのくらいの大きさになるのかその姿を想像して、苗の植え付けや種まきをする間隔を決めることが重要なのだ。
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