最近、景気動向指数について、ふと考えてみた。
経済では景気動向指数として、先行指標、一致指標、遅行指標という用語が使用されている。
先行指標:景気の動きに先駆けて敏感に動くもの
一致指標:景気の動きと同時に動くもの
遅行指標:景気の動きを後追いするもの
この考え方は、プロジェクトマネジメントにおいても非常に重要であると感じている。
例えば、システムの安定稼働化プロジェクトに当てはめてみよう。
先行指標:システムダウン時の復旧時間を20%短縮する。
遅行指標:今年度のシステム稼働率を96%から98%に向上する。
ここで、一致指標は、作業の進捗度を客観的に示せるものでなければならない。さらに、先行指標と遅行指標と連携できていることも重要である。
このように考えてみると、プロジェクトマネジメントには、まだまだ、他分野から取り入れられる「たくさんのタカラモノ」があると感じている。