プレゼンテーションのコツ その7

2009/06/18 村松 かすみ

第7回目は、『肯定的な言葉の連続で』ということです。
皆さんは、日常的に「肯定的な言葉」と「否定的な言葉」、どちらを多く口にしていますか?無意識に使っている言葉が、自分の潜在意識(深層心理)をあらわれていることを感じていますか?
先日、お客様からいただいたメールの文末の言葉に
『お体に気をつけて顔晴って下さい。』
注)顔晴る:これで「がんばる」と読みます。(が)を張るのではなく、いつも顔を晴れやかにするという意味だそうです。

「がんばって」を伝えるにも、相手に伝えたい言葉の意味を意識してメッセージを送ることができる、あらためて素晴らしい方だなと感じました。
プレゼンテーションもメッセージを送る相手に伝えたい言葉の意味を意識することが大切です。「否定的」な言葉を繰り返し使うプレゼンテーションは、提案の内容まで「否定的」なイメージを引きずってしまいます。逆に「肯定的」な言葉を繰り返すプレゼンテーションは、提案の内容まで「肯定的(将来的によくなる、前向き)」な印象を持ってもらえます。
これは、1対大勢のコミュニケーションであるプレゼンテーションの時にだけ必要なこと、意識しなければならないこと、ではなく、1対1(小数)のようなコミュニケーションにおいても大切なことです。
皆さんは、普段どんな言葉を使っていますか?もし日常的に「否定的」な言葉を使っているようであれば、同じ内容を伝える時に「肯定的」な表現になることを意識してみてはいかがでしょうか。