ビジネスメールの書き方の基本について_その④

2014/09/08 村松 かすみ

●「本文は結論から書く」:
簡潔に言いたいことを伝えるに、本文は「結論」から書きましょう。内容を最後まで読まないと言いたいことが伝わらない書き方はさけたいものです。これまでの経緯(背景)、状況、言い訳等、詳細を書き綴りたいときもあるでしょうが、ビジネスメールですので、相手に「目的」を明確に伝えることが肝心です。そのためには、「結論」から書くことで、あなたの意図をはっきりさせることです。

例えば、「事業部門における懇親会のご案内」といった内容のメールを受けとり、それに対して返信をする場合、

悪い例:
当日は、朝一番から顧客との打ち合わせがあり、午後はグループ会議が2つ入っております。さらに、明日は得意先において、コンペのプレゼンがあります。そのために、夕方以降も残業しなければならない状況です。今回は、そういった事情から都合が悪く、参加を見送らせてください。 よろしくお願いいたします。

良い例:
残念ながら、今回は欠席とさせてください。仕事の状況から都合がつきません。企画をしてくださったのに大変申し訳ございません。当日は朝一番で顧客との打ち合わせ、午後はグループ会議が2つ入っております。さらに、明日は得意先での大切なプレゼンがありますので、夕方以降も最終的な準備時間を取りたいと考えております。
本当は、ぜひ参加したいところでしたが、今回は見送らせていただきます。よろしくお願いいたします。

といった具合です。
「良い例」がすべてではありませんが、参考までに。結論から述べるということは、「相手の興味・関心ごと(知りたいこと)」を最優先にしたいという意識の表れです。相手の顔を見てコミュニケーションがとれない分、文章の中で相手を思いやりながら、あなたの意図を明確に伝えましょう。