「鉄道博物館」

2008/02/14 中 憲治

すこし古い話ですが、JR東日本の鉄道博物館に行きました。オープンしてまだ1週間たっていないウイークデーに午前中だけ時間が空いたので、この時とばかり大宮まで足を運んだのです。混んでいるのかなとの懸念は見事に外れて、オープンの10時の時点で50人程度の待ち行列ができているぐらいでした。しかし、最寄り駅の改札前にある入場口(正規の入場口です)は閉じられており、数百メートル歩かされ、駐車場の中を通る臨時のルートに大きく迂回させられました。この程度の人で、なぜ、わざわざ迂回させるのか、大きな待ち行列が出来ているのなら、混雑を回避するために、迂回ルートに並ばせることは理解できます。オープン当初の2~3日はきっと大きな待ち行列が出来たのでしょう。その為に、こんな迂回ルートを作ったのだと考えられます。お客さんの中には、車椅子の方もいらっしゃいました。駐車場の中を通るルートのため、車椅子はいくつかの段差をこえる必要があります。「何故、正門を開けないの、混んでいないのに、どうしてこんなに迂回させられるの?」車椅子のお客さんは抗議していらっしゃいました。この迂回ルートは、1時間半後の出場時にもまだ使われていて、正規の入場門はしっかりと閉じられていました。もちろんその時点では、入場待ちの行列はまったく存在していませんでした。「状況に応じて臨機応変の対応をとる」学習する組織ですと、こんな教訓を残すのでしょうが、鉄道博物館はどうなのでしょうか?興味あります。