PMBOKでは、ステークホルダーとのコミュニケーションを重要視している。
PMBOK第5版(現在は第6版)より、「ステークホルダー・マネジメント」が「コミュニケーション・マネジメント」から独立し、PMP試験でも以前は「プロマネにとって最も大切なスキルは、コミュニケーション・スキルである」というような問題も出題されていた。
今回は、コミュニケーションにおいて重要な「言葉(用語)の定義」について述べたい。
最近、日記を書いているときに、「対話」と「会話」の違いが気になったので、広辞苑で調べてみた。
対話:向かいあって話すこと。相対して話すこと。二人の人がことばを交わすこと。会話。
会話:二人あるいは少人数で、向かいあって話しあうこと。また、その話。
使い方の分かる類語例解辞典(小学館)でさらに調べた。
対話:向かい合って二人で直接話すこと
会話:二人以上の人が集まって言葉を交わすこと
結局、「二人で話す場合はいずれを使用しても同じである」と私は理解した。
日記では、「自分自身と対話する」と記述した。
このように、時間があるときは、言葉の定義にこだわってみると面白い。
「直接話す」とはラインとか電話は含まれるのかとか・・・
私の感性では、ライン、電話は含まれず、TV電話はOKと捉えている。
相手の表情が確認できない状態は、私にとっては「直接」ではないのだ。
もっとも、相互理解ができている状態では、「空気を読む」、「あれをしてね」、「いつものやつ」で通じ、効率は最も良いとも感じている。
それにしても、コミュニケーションは難しく深い。「たかがコミュニケーション、されどコミュニケーションである」
プロジェクトの初期段階において、用語の定義を行い、共有することはとても大切である。